反抗期真っ只中の引っ越し

50代で家を建てるって、随分と遅いよね…ローンとか、大丈夫なの?って自分でも思います。

今は賃貸マンションに暮らして18年になりますが、結婚してからそのままです。

どうして今になって家を建てるのか?実は私自身がこれまで、全く家に興味がなかったのです。

いや、正確に言うと興味を持つどころか、トラウマ…

面倒くさいとかもあるけど、引っ越し自体が嫌いです。

巷でよく聞くのは、家を買ったり建てる時は、女の人が主体で進めることが多いとか聞きますが、私が家に対して消極的だったから、家を建てるなんて遅くなるのも当然で…

興味がないには、いくつか理由があります。

1つめは私が中学生の時に、他県から引っ越しをしたから。

義務教育中は転校をすることになるし、友達と離れるのも嫌だったし、育った馴染みのある土地を離れることが、とても辛かったんです。

理由は父の仕事のため。

自営業で当時は珍しい単身赴任をしていましたが、家族ごと父の仕事の拠点に引っ越すことになったのです。

反抗期真っ只中の私に、父が私に言った一言は、正直今でも引きずっています。

『一軒家を持つのが、お父さんの夢なんだ』

は?自分の夢のせいで、私まで引っ越しをしなければいけないのか?

知らない土地に住むことになって人生が変わっちゃうけど?どうしても納得ができなかった。

もちろん、きっと他にも事情があったのだろうけど、多感な時期の私には到底理解できないし、反抗期のあるあるで、父の事が許せなかった。

そんな父は4年前に亡くなっています。

成長と共にわだかまりは解消しているし、ここままで育ててくれたことに感謝しているけど、未だに家に対していいイメージがどうしても持てない。

30年以上前のことだけど、これがトラウマというものなのかな

こんな今の私には、二人の子供がいて、下の小学生は転校することになります。

沢山いる友達とお別れしたくないといっています。分かるよ、その気持ち…

私と同じ思いをさせるのは気の毒だな…結局私も父と同じなのかも

そんな私が家を建てる日がくるとは…また次に続きます

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