週1回の長時間打ち合わせが続く新築計画
新築計画を進めるため、ここ最近は週1回のペースで数時間にわたる打ち合わせが続いています。
決めることが多くて大変ではありますが、家づくりが少しずつ形になっていく実感もあり、気持ちを切り替えながら取り組んでいます。
そんな中、前回の打ち合わせの冒頭で工務店さんから言われた言葉が、今もずっと頭の片隅に残っています。

工務店さんからの言葉が示す「家づくりの裏側」
「ここからは何が起こるか正直私たちにも分かりません。でも、精一杯やらせてもらっているので、ご協力いただけるとありがたいです。どうぞ、よろしくお願いします。」
普段は朗らかで気さくな工務店さんが、改まった様子でそう話されたことに、ただならぬ空気を感じました。
家づくりの水面下では、申請や構造計算、各業者さんとの調整など、私たちの知らないやり取りが数多くあるはず。
そう思うと「分かりました。こちらも協力しますね」と自然に返事をしていましたが、内心では夫が大丈夫だろうか…という不安がよぎりました。
その予感は的中しました。後日、工務店さんから夫の携帯に電話があったのです。
普段から気遣いをされる担当者さんが、忙しい時間帯にわざわざ電話をしてくるなんて、これまでに一度もありません。ましてや、次に打ち合わせが控えているのに先に連絡が来るということは、よほど急ぎで伝えたい事情があるはず。
夫も、その時点で「あ、何かあったな」と察したようでした。
小上がり畳スペースに天井が必要になった理由
内容は、私たちが計画しているリビングの小上がり畳スペースに天井が必要になるという相談でした。

我が家はリビングを吹き抜けにする計画を立てていますが、構造上、小上がり部分には天井がないと成立しないとのこと。
設計士さんとの協議の結果、どうしても外せない条件だと説明を受けました。
吹き抜けとのバランスと暮らしやすさを考える
吹き抜けの大きな開放感に憧れていただけに、最初に聞いた時は正直ショックでした。
少しでも空間を広く見せたくて、どんな風に光が入るか、どこに梁が見えるかなど、いろいろ想像していたからです。
でも、時間が経つにつれ「畳スペースと吹き抜けの組み合わせは、確かにバランスが難しいのかもしれない」と思えるようになりました。
天井の有無はデザインの好みだけではなく、建物の強度、空間の見え方、さらには暖房効率にも大きく影響します。
冬の寒さを考えると、区切りがあるのはむしろ実用的かもしれません。
心配なのは夫の“マイホームブルー
次回の打ち合わせで、工務店さんから直接詳しい説明を受ける予定です。
理解はできているつもりですが、ひとつだけ心配なのは夫の気持ちです。
家づくりが進むにつれ、夫は少し“マイホームブルー”気味。大きな決断や変更が続くと、どうしても不安や負担が積み重なってしまうようです。
今回の件も、本人がどれだけ受け止められるかが気がかりです。
家づくりはチーム戦。気持ちのすり合わせが大切

家づくりは夢が形になる素敵なプロセスである一方、予期せぬ変更や調整がつきものです。
だからこそ、家族・工務店・設計士という「チーム」で気持ちを共有しながら進めていくことが大切だと、改めて感じました。
次の打ち合わせでは、疑問を一つずつクリアにして、納得しながらまた一歩前に進めたらと思います。


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