どんどん上がる物価高。ニュースを見るたびに、住宅価格や建築資材の高騰が話題になっています。
「今のうちに建てておかないと、年明けにはもっと上がってしまうかも…」そんな焦りのような気持ちもあり、私たちの家づくりは少し駆け足気味に進んでいます。
もちろん不安もあります。一生に一度の大きな買い物。
なるべく費用は抑えたいけれど、安さだけを優先すると後悔しそうだし…。『コスパのいい家』って、結局どんな家なんだろう？そんな疑問を抱えながら、工務店さんと打ち合わせを重ねています。
工務店さんから、いろんなアドバイスをもらいました。まず、平屋か二階建てか。
平屋にはずっと憧れがありました。階段の上り下りもなく、ワンフロアで生活が完結するのは魅力的。けれど、同じ延べ床面積で考えると、二階建ての方が建築コストを抑えやすいとのこと。
理由は、平屋だとどうしても土地の広さが必要になるから。さらに、基礎工事や屋根の面積も大きくなるため、材料費もかさむそうです。
逆に二階建ては、敷地面積を小さくできる分、土地代の節約にもつながるとか。一方で、平屋の方が固定資産税が高くなる傾向があると聞いてびっくり～節税という観点からも、二階建ての方がメリットがある場合もあるそうです。
まさに『何を優先するか』が大事なんだと実感しました。
次に教えてもらったのが、家の形。「できるだけシンプルな形がコスパを上げるポイントですよ」とのこと。
たとえば、正方形や長方形などの真四角に近い形だと、材料の無駄が少なく、施工もしやすい。複雑な形の家はデザイン性は高いけれど、その分コストもアップしてしまうのだそうです。
【シンプル・イズ・ベスト】まさにその言葉の通り。
そして、屋根の形もコストに影響するとのこと。最近はデザイン性の高い切妻屋根や寄棟屋根なども人気ですが、つなぎ目が多いほど雨漏りのリスクが上がるそうです。
構造が複雑になれば、その分費用もメンテナンスもかかる。だから、屋根もシンプルな形が長持ちしやすく、コスパの面でも優れているとのことでした。
屋根って家の印象を左右する大きな要素。これまで全く意識していなかったけれど、最近では散歩中やドライブの時に、ついよそのお家の屋根や形が気になるようになってきました。
「この家、屋根の角度がきれいだな」「この外観、窓の配置がバランスいい」気づけば、すっかり『家ウォッチャー』です（笑）
こうして少しずつ、家づくりの世界に興味が広がっていくのが、自分でも面白いなと思います。
きっと、家づくりは『自分を知る作業』でもあるのかもしれません。
何を大切にしたいのか、どんな暮らしを望んでいるのか。それを一つひとつ形にしていくのだから。
そして明日は、いよいよローン審査の日。なんだかドキドキします。これまでの打ち合わせや資料のやり取りを思い返しながら、「ここまできたんだな」としみじみ感じています。
理想と現実の間で揺れ動く日々だけれど、少しずつ形になっていくのは嬉しいものですね。
どんな家になるのか、そしてどんな未来が待っているのか。焦らず、楽しみながら、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
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