家族の気配を感じる家づくり。リビング階段という選択
夫の実家の敷地内に新しい家を建てることになりました。これまで約18年間、賃貸マンションで暮らしてきましたが、子どもたちが成長し、それぞれの部屋が必要になってきたのをきっかけに、いよいよ本格的に家づくりがスタートしました。
当初は「平屋」に憧れていました。けれども、収納スペースをしっかり確保したいことや、建築資材の高騰といった現実的なコスト面を考え、最終的には2階建てに決定。すると、必然的に“階段”の位置をどこにするかが大きなテーマになりました。
家族との距離を感じたくない。だからリビング階段に
子どもが成長するにつれ、帰宅時間もバラバラに。「もう帰ってるのかな?」「今日はまだ帰ってないのかな?」そんなふうに、姿が見えないだけで少し寂しく感じる瞬間がありました。家づくりを進める中で、工務店の担当さんに相談したところ、「リビングに階段を設けてみてはどうでしょうか?」と提案していただきました。
家の中心となるリビングに階段を設けることで、家族が自然と顔を合わせる機会が増える。“ただいま”も“おかえり”も交わせる家。その提案を聞いたとき、「それだ!」と心が決まりました。それまでどこか家づくりに消極的だった私も、リビング階段を取り入れることを決めてから、ぐっと前向きになれたのです。
暮らしやすい山小屋をイメージ。木のぬくもりを感じる階段に
家のコンセプトは「暮らしやすい山小屋」。SNSや雑誌でいろんな階段デザインを見ていくうちに、スケルトン階段やアイアン手すりのモダンなデザインにも惹かれましたが、最終的には“木の温もり”が感じられる階段を選びました。
鉄製の手すりや直線的なデザインよりも、柔らかい雰囲気の木の階段が我が家らしい。リビングに設けるからこそ、インテリアの一部としても馴染むデザインにしたいと思いました。
階段への苦手意識。だからこそ安全設計にこだわる
実は私、2年ほど前に賃貸マンションの階段で転倒し、頭を2針縫ったことがあります。子どものお迎えに急いでいたとき、つまづいてしまったのです。それ以来、階段には少し苦手意識がありました。だからこそ、新しい家の階段は“安全で安心して上り下りできる”ことを最優先に。段差を少し緩やかに設計してもらい、段数は12段。
踏み面の幅を広く取り、上り下りの際も足元をしっかり確認できるようお願いしました。家づくりでは、デザインも大切ですが「使う人が安心して暮らせること」が何より大事。この階段には、そんな想いが込められています。
階段下スペースを活かす収納&インテリアアイデア
階段をリビングに設けると気になるのが「階段下のデッドスペース」。せっかくの空間を無駄にしたくないので、今はここをどう活用するかを考え中です。
例えば、
●造作収納を作って日用品や掃除道具をすっきりまとめる
●お気に入りの雑貨や植物を飾る小さなギャラリースペースにする
●ペットのスペースや読書コーナーにするなど、暮らしのアイデアが広がります。
限られた空間を上手に使うことも、“暮らしやすい家づくり”のポイントですね。
まとめ:リビング階段で生まれる家族のつながり
階段は、ただの「上り下りする通路」ではなく、家族をつなぐ大切な場所。リビング階段を取り入れたことで、家づくりに対する気持ちも変わりました。これからどんな暮らしが待っているのか、階段を上り下りするたびに、家族の気配を感じながら日々を過ごせたらと思います。“暮らしやすい山小屋”のような温かい家を目指して、少しずつ形にして行きます。


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